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古代人を魅了した神秘のヒスイ峡
新潟県の南西に位置する糸魚川市は、北は日本海に面し、東・西・南に2つの国立公園と3つの県立自然公園を擁するまさに大自然の宝庫。なかでも姫川の支流、小滝川周辺に広がる白馬山麓県立自然公園のヒスイ峡は、明星山(みょうじょうざん)の岩肌を洗う清流のなかに硬玉ヒスイの原石を見ることができる秘境として知られ、国の天然記念物にも指定されています。糸魚川とヒスイのかかわりは古く、市内の長者ヶ原(ちょうじゃがはら)遺跡から勾玉(まがたま)や管玉(くだたま)などの加工品をはじめ、大量の原石、砥石(といし)が出土。これは、大陸からの渡来品だと考えられていたヒスイは、じつは太古の日本で生産されていた、ということが明らかになった貴重な発見でした。古代人のヒスイへの思いは“ぬな河の底なる玉 求めて得し玉かも?”(ぬな河=姫川の古称・玉=ヒスイ)という万葉集の一文にも垣間見ることができます。
写真協力:糸魚川市商工観光課
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