この町この人

佐藤和男さん

野沢温泉村収入役・元オリンピッククロスカントリー選手 佐藤和男さん

佐藤さんは、1960年アメリカ・スコーバレー、1964年オーストリア・インスブルック、1968年フランス・グルノーブルと、3度の冬季オリンピックにクロスカントリー選手として出場し、現役引退後は指導者として活躍、1972年札幌大会ではクロスカントリーの日本チームのコーチを務めました。

「昔は日本人が海外に行くなんていうことはほとんどない時代でしたから、最初に出場したスコーバレー大会のときは、オリンピックに出場できたという喜びと、外国に来られたんだという感動が大きかったですね。人々、街並み、見るものすべてが刺激的だったのを覚えています。競技会場のコース整備を機械がやっているのを見たときも、ホントにショックでしたね。なにせそのころの日本は、まだ人間が足で踏みならしてコースを作っていたんですから(笑い)」

初めて出場したオリンピックから38年。1998年冬季オリンピックが地元長野県で開催されることに。佐藤さんは、長野県スキー連盟のアドバイザーとして、白馬のクロスカントリーのコースセッティングや、野沢温泉村で開かれるバイアスロンの会場準備などに東奔西走しています。

「招致運動はしていましたが、まさか地元の開催が実現するとは思っていませんでした。感無量です。決定したからには、万全の態勢を整えてお迎えしたいと思います。最初のオリンピックで私が感じたように、外国人選手の心に野沢温泉の人々の温かさ、情緒ある街並みを印象づけることができたらうれしいですね。国内の人に対しても同じ気持ちです。ぜひここへ足を運んでいただいて観戦に、スキーに、観光にと存分に楽しんでいっていただきたいです」

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