歴史

製糸器具
県のほぼ中央に位置する岡谷市は、諏訪湖の西岸に面し、山々に囲まれています。明治から大正、昭和初期にわたり、その恵まれた自然と豊富な水を利用して、製糸の街として栄えました。当時、製糸の生産量は、長野県が全国で1位。しかも岡谷市を中心に諏訪地方がもっとも多く、「シルク岡谷」として世界にその名をとどろかせていました。小規模業者も結社して共同荷販売を行い、製糸業の発展は県外にも波及。製糸家の援助により学校が建設されるなど、製糸業の隆盛は、岡谷市の産業、交通、通信、文化面に大きな影響を与え、その進展を促しました。当時の機械や器具類、記録資料、研究文献などは、岡谷蚕糸博物館に展示されています。また、製糸業全盛期の貴重な文化遺産として、製糸家の住宅・旧林家も市内に残り、当時の繁栄ぶりがうかがえます。
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