松平家10代の居城、松江城
出雲藩18万6000石の本拠地松江城。天守閣は堅固な石垣と黒塗りの板張りが印象的で、装飾を排した武骨な外観がかえって独特の威圧感を漂わせています。創建は1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦功により出雲・隠岐の領主に封じられた堀尾吉晴によるもので、工事には5年の歳月が費やされました。その後堀尾氏3代、京極氏1代を経て、1638年(寛永15年)、徳川家康の孫にあたる松平直政が入城。以来松平氏の統治は10代約230年にわたり、城下は出雲地方の政治、文化、経済の中心地として大いに栄えました。なかでも大規模な灌漑(かんがい)、治水事業を行った初代藩主直政、大胆な藩政の改革と財政の建て直しを行った7代藩主治郷(はるさと・不昧公の名で知られる)は松江発展の功労者として有名です。