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港の街、霧の街、そして悠久の時を秘めた湿原の街。
釧路は港の街であり、霧の街であり、湿原の街でもあります。そして、霧の幣舞橋(ぬさまいばし)、川面に映えるフィッシャーマンズワーフMOO、石川啄木をしのぶ23基もの歌碑、悠久の時を秘めた釧路湿原など、見どころの多い街でもあります。中でも釧路湿原は、20万港湾都市・釧路の市街に続く、わが国でも例のない大湿原として知られています。1987年(昭和62年)には、国内で28番目の国立公園に指定されました。指定面積は湿原とその周辺を含めた2万6861ヘクタールに及び、東京ドームの約5635倍に相当するといいます。 湿原の大半はキタヨシ、スゲ類の生育する低層湿原ですが、ミズゴケが数メートルも堆積した高層湿原や、スゲの叢株(むらかぶ)が逆トックリ状を呈して並ぶ谷地坊主(やちぼうず)群、ヤチハンノキの疎林などが相まって、興味深い景観になっています。湿原を生活フィールドとする約2000種の動植物の中には、特別天然記念物のタンチョウを始め希少価値を持つ動物が数多く含まれています。 また、考古学上「古釧路湾」と呼ばれる昔から人間が生活していたことをものがたる周辺の遺跡群や、湿原下に遠く氷河期にまでさかのぼる地層をおさめているなど、生物学、考古学、地学的にも豊かで多彩な内容を含んでいます。
取材協力:釧路市観光課、釧路工業高等専門学校大貫和永さん 企画制作:株式会社インフォ・クリエイツ
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