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下町情緒を残しつつ、国際空港へも直結する街
首都高速9号深川線と6号向島線が交わる箱崎。交通情報でその名を耳にすることも多いはず。周りにはビルが立ち並び、その風景はまるで近未来映画の映像のようです。海外への玄関口とも言われる東京シティエアターミナルもあり、交通の要衡となっています。その一方、近隣の人形町や、川向こうの深川には、下町情緒が今も残り、江戸の町の名残が感じられます。「箱崎町」の名の由来は諸説あって明らかではありませんが、筥崎(はこざき)神社の縁をとったものとも、箱池(あるいは箱崎池)があったためとも言われています。このあたりは、1970年(昭和45年)ごろまでは隅田川、日本橋川、箱崎川に囲まれた島地で、水運による輸送も今より盛んだったため、数多いはしけのたまり場になっていました。湊橋から日本橋川に沿った一帯には倉庫が立ち並び、その一角にあるゴシック様式の重厚なレンガ造りの倉庫は、1880年(明治13年)ジョサイア・コンドルの設計によって建てられたもので、開拓使の物産売捌所(うりさばきしょ)として使われていました。江戸時代には、日本橋川の河口に架かる豊海(とよみ)橋の南、新川から深川に架かる永代橋をくぐればすぐ江戸湾だったのですが、現在は臨海副都心が広がり、海が見えてくるのはもう少し先になってしまいました。
写真提供:逓信総合博物館、東京都観光汽船(株) 企画制作:株式会社インフォ・クリエイツ
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