歴史

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武家政治発祥の地は今……

鎌倉はひなびた田舎でした。源頼朝がここに幕府を開き、歴史の表舞台に登場したのは1192年のことです。源氏が3代で絶えた後は、頼朝の妻政子の実家だった北条氏の下で、京都をしのぐ事実上の首府になりました。経済の発展に伴って、宋から多くの僧侶や商工業者が渡来して宋文化を伝え、大仏の造立、建長寺や円覚寺など禅寺の建立が続きました。しかし1333年に幕府が崩壊してからは鎌倉も衰退し、江戸時代には参拝客が訪れる半農半漁の門前町になっていました。復興のきっかけは、1889年の横須賀線開通でした。鎌倉は再びハイカラな人たちの海水浴場として、別荘地や住宅地として、注目されるようになります。温暖な気候と恵まれた自然、歴史と文化の伝統を愛する人々は多く、昭和に入って作家や文人たちが次々に移り住んで「鎌倉文士」という言葉さえ生まれました。第二次大戦の戦禍にほとんどあわなかったために、木々の緑に囲まれた落ち着いた街が残り、戦後ますます人々が訪れるようになりました。(写真は釈迦堂切り通し)

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