伝統工芸&特産物

伝統工芸

堺線香

堺線香

線香の製法が中国から伝えられた16世紀後半、商取引の中心地であった堺は、海外から線香の原料を入手しやすく、また仏教寺院が多かったため、自然にその生産が盛んになりました。香りの芸術品ともいわれ、香料調合の研究改善は今も続けられています。

堺刃物

堺刃物

16世紀にポルトガルから煙草(たばこ)が伝来し、国内でもその栽培が始まると、煙草の葉を刻む煙草包丁が堺で大量に作られるようになりました。その品質の良さに江戸幕府は専売品として「堺極」(さかいきわめ)という印を入れて全国に販売。以来、地場産業として栄え、多くの料理人や職人たちに愛用されています。

和ざらし

和ざらし・ゆかた

堺は江戸時代から和ざらし産業が盛んでしたが、第二次世界大戦の戦災で大阪の染色業界がこの地に移転すると、染めと和ざらしが結びつき、ゆかた染めの産地として知られるようになりました。鮮やかな発色と流麗な図柄が特徴で、色落ちもないと評判です。

堺緞通(だんつう)と敷物

江戸の糸物商、藤本荘右衛門が興した堺緞通は、仕上がりの美しさと丈夫さに定評があり、明治時代には欧米各国でもその名声が高まりました。しかし全くの手工芸品のため、現在製造はごく一部。代わってカーペットやチューブマットなどの敷物が主流になっています。

自転車

堺では自転車も立派な伝統産業。機械金属について優れた知識と技術を持っていた鉄砲鍛冶(てっぽうかじ)たちによって発展し、今や堺の製品なくしては日本の自転車産業は成り立たないともいわれています。

特産物

昆布加工

昆布加工

18世紀前半、北海道でとれた昆布は日本海沿岸の航路をたどり、堺に大量に陸揚げされていました。昆布加工は大正から昭和初期にかけて最盛期を迎え一時は150件の業者が軒を連ねていたといいます。
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