伝統工芸
紀州凧(きしゅうだこ)
江戸時代、和歌山城下には大勢の凧師が存在し、各々が腕を競っていたといわれています。なかでも、源平合戦で活躍した熊谷次郎直実(くまがい・じろうなおざね)の勇姿を、躍動感あふれる奔放な筆遣いで描いた池植安兵衛の作品は、優れた色彩感覚と大胆な画面構成で人気を博し、次第にこれが紀州凧の主流となっていきました。1995年、オーストラリアで開催されたアビリンピック大会(世界凧競技)で第3位に入賞するなど、その意匠と性能は世界的にも評価されています。
紀州手まり
幼くして紀州に嫁入りしたお姫様を慰めるために作られたのが始まり、といわれる紀州手まり。色彩と模様の組み合わせによって、無限にその表情を変えながらも気品を失わないみやびな玩具(がんぐ)は、今も観賞用として愛され続けています。
