伝統工芸&特産物

伝統工芸

花巻人形

鮮やかな色彩と 柔和な表情がなんとも愛らしい花巻人形。京都の伏見人形、仙台の堤人形の製作技法に倣い、18世紀初めごろから作られるようになった土人形です。モチーフは、節句に飾る内裏びなや七福神、金太郎、駒犬などで、どの人形にも梅、桜、牡丹(ぼたん)など春の花々が描かれています。
花巻人形


花巻和傘

花巻和傘

和傘の製作は、藩政時代に士族の内職として始まりましたが、明治維新後、士族階級が解体してからは、これを本職とする者が増え、大正時代に入ると年間生産は約30万本にものぼりました。洋装が進むにつれ次第に需要は減ったものの、壁に飾るインテリア用に作られた小さなサイズの和傘が現代人に受けています。

鍛冶丁(かじちょう)焼

花巻市鍛冶町、古舘伊織の創業と伝えられる鍛冶丁(かじちょう)焼は、代々南部藩御用達の焼き物として徳利、皿、丼などさまざまな雑器が作られていました。明治末期に窯が廃業になり、その伝統は一時途絶えていましたが、1947年に郷土出身の陶芸家阿部勝義(かつよし)氏が、これを再興。伝統の技法をよみがえらせました。肌になじむ質感、素朴な色合いが魅力の焼き物です。

特産物と味

わんこそば

わんこそばとは一口のそばを椀(わん)に入れ、これを食べては盛り、食べては盛り、を繰り返す食べ方のこと。盛岡名物と思っている人が多いかもしれませんが、実はここ花巻が発祥の地なのです。1620年代、南部の殿様が花巻に立ち寄った際、そばを椀に盛ってふるまったところ、ことのほか気に入られたことから始まり、以来庶民にも広まりました。

金婚漬(きんこんづけ)

ウリの芯(しん)をくり抜いた中に、昆布で巻いたニンジン、ゴボウ、シソを入れ、みそ漬けやもろみ漬けにしたもので、5ミリから1センチの幅にスライスして食べます。ほどよい塩からさは、ごはんに合うのはもちろん、酒の肴(さかな)、お茶漬けにもぴったり。

賢治最中

賢治づくしの観光を満喫したら仕上げにコレを、と地元の人が推薦する花巻みやげが賢治最中。抑えた甘さのあんとサクサクした皮の歯ざわりは、そのへんの最中とはひと味違います。
賢治最中
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