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京、大阪、江戸を結ぶ西廻り航路は、庄内地方に富と文化を運んでくれました。
日本海に面する庄内平野は、全国でも有数の米の産地として知られています。最上川河口に開けた港町酒田は、古くから庄内米の集積地として栄えていました。 米のほか、内陸の特産物である紅花なども、ここから河村瑞賢(ずいけん)によって開拓された西廻り航路で、京や大阪、江戸へと運ばれ、ひきかえにさまざまな都市の文化、とくに京文化がもたらされました。 「奥の細道」をいく松尾芭蕉がここを訪れた1689年には、町は潤い、活気に満ちていました。 「西の堺、東の酒田」と言われたのも、このころのことです。経済的なゆとりと文化に対する関心の高さから、俳諧に通じた人も少なくなかったようです。 芭蕉は句会に招かれるなど、手厚い歓迎を受けたと言われています。そこで詠まれたのが「暑き日を海に入れたり最上川」です。 この句と重なる情景は、今も日和山公園の展望台から見渡すことができます。
取材協力:酒田市経済部観光物産課 企画制作:株式会社インフォ・クリエイツ
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